2012年7月24日火曜日

Fibraplex / Carbon Fiber Tent Poles for MSR Hubba Hubba [285g]

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2月の山行で私の不注意により破損してしまったカーボンポール。Fibraplex社のLINASさんと何度かメールのやり取りをして修理キットと交換用のパーツを送ってもらいました。
*送料と時間はかかりますが、物を送って修理してもらうことも可能です。
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ビニール袋の上に乗っているのが修理キット
・カーボンポール(両端が細くなっている)
・カーボンポール(片側が細くなっている)
・ノコギリ
・ヤスリ
・針金
下にあるのは破損部分の交換用カーボンポール。

とりあえず、送られてきたのもと壊れてしまったポールを眺めてみます。
どうしたらよいのか全く分かりません。
さらに眺めること10分、私なりの結論を出してみました。合っているかは分かりません。
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接続部分が破損してしまったのですが、少しカットして間に修理キットの『カーボンポール(両端が細くなっている)』を入れてみることに。接続部分が1つ増えてしまいますがこれしか思いつきません。
*写真右下のポールは中に折れたパーツが入ってとれないので『交換用カーボンポール』を使用しました。

ノコギリでカットして、ヤスリでキレイにして、
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針金を使ってポールの中にゴムを通して、
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出来上がり!!
ああっ、1.5g重くなってる… まあ、これくらいは仕方ありませんね。
しかし、素直に修理に出したほうが良かった気もします。なんせ接続部分が1つ増えてしまいましたし。

海の日の連休で嫁と『五竜岳』に行くことになったので修理が済んだカーボンポールの出動です。
ここのテン場は五竜岳と白岳の鞍部にあり、富山側からけっこうな強風が吹き付けます。
そこで以前、多摩川の河川敷で試したことを実践してみることにしました。
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HUBBA HUBBA + Trekking Pole from Shinobu Koike on Vimeo.

雨でバックパックが濡れてしまったので、ぶら下げて乾かしています。

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夜中に風の音が凄すぎて目が覚めることもありましたが、ハバハバの白い壁が目の前にあるなんてことはありませんでした。
これで安心してカーボンポールを使うことができます。良かった良かった。

酔っぱらってまた壊さないようにしよう。

2012年7月18日水曜日

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北八ヶ岳、二日目の朝。
外から話し声が聞こえてきます。また寝すぎたようです…
できることならもっと寝ていたいですが、そうもいきません。朝食の準備にとりかかります。
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・snow peak / Titanium Single Cup 600 w/o Folding Handle [66g]
・esbit / Titan Trockenbrennstoff-Kocher [13g]

Carbon Feltを巻いた芯[1g]が"ひたひた"になるくらいアルコールを注ぎ点火。
風防の役割を兼ねたアルミホイル[2g]でカップに蓋をします。
150ccの水が沸騰するまでの時間は… あ、計るの忘れた。。。
沸騰した湯にクノール®スープDELI ボストンクラムチャウダーを投入。
昨晩の酒の肴、クラッカーにのせて食べていたアボガド+コーンビーフ+クリームチーズのペーストをパンにはさんで朝食の出来上がり。
ううぅ… うま〜い!!

朝食も済んだし撤収して… ってもう誰もいない。やはり寝すぎたようです。
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標高2351.9mの『ニュウ』に向かって出発です。

まず最初に「あれ?ここがそうなんだっけ?」っていう名称の森を通過します。
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しばらく歩くと緑が随分濃くなってきました。
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到着。しかし、山頂はあいにくの曇り空。
山頂にはカラフルなウェアに身を包んだ女性が沢山おられました。
歩いている時も思いましたが、北八ヶ岳は女性に人気が高いのですね。
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『ニュウ』から『中山峠』までは比較的フラットな道が続きます。
展望が開ける場所はあまり無いのですが、なかなか良い雰囲気の道。
ペチャクチャおしゃべりしながら歩きます。
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『中山峠』付近で目の前に『天狗岳』が現れました。
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『東天狗』は雲の中ですが、なかなか迫力ありますね。

時間的に余裕があれば山頂を目指しても良いのですが、ちょっとキビシそう。
残念ながら今回は諦めます。
時間があれば登るんですけどね。本当に残念です。

というわけで『中山峠』の分岐から下山するルートへ。
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分岐から少し歩くと『黒百合ヒュッテ』があります。
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天狗山頂にも行かなかったのでバスの時間までかなり余裕がありそう。
仕方ありません、ビールでも飲んで時間を潰しましょう。
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時間も丁度良さげになったので、下山開始。
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この辺りで道を間違えそうになったのですがiPhoneApp『山と高原地図』のお陰で回避出来ました。
踏み跡が不明瞭なトレイルを歩く時はFieldAccessの方が良いですが、人も多い一般登山道を歩く場合は『山と高原地図』のほうが便利そうです。

といいつつも『FieldAccess』の
・1/25000なので地形が把握しやすい。「おお〜、もうちょっと頑張れば平らだ〜!!」とか。
・片手で拡大縮小がやりやすい。
といった点は捨て難かったりします。
なので今度は二つのアプリを同時に使用してみようと思います。消費電力の違いが気になる所です。
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それと今回初導入のLifeProof
メインのカメラが非防水のものになってしまったので、iPhoneを雨天時用のサブカメラにする為に購入してみました。
タッチパネルの反応も良好、とくに不満な点はありませんでした。引き続き使用してみます。

沢の音が聞こえてきたので、ゴールが近そうです。
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到着〜。お疲れさまでした。
バスを待っている間、ビールでも飲んで時間を潰すことにします。
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後はバスに1時間程揺られ茅野駅へ。

あ、そういえば2個目の初投入アイテム
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・evolv / Taulus
クライミングシューズのメーカーが出してるアプローチシューズ。
上からの見た目がアニメ版のウォーズマンのようです。
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大好きなboaのシューレースシステム搭載で楽チン。
ソールは『TRAX』なるevolv独自のソール。ステルスソールと同じようなものだと思います。
そして購入に至った最大のポイントはeVentを使用しているところ。
Gore-Texの防水シューズで『透湿性が悪い>蒸れる>異臭騒ぎ』といったことがあったのでeVentのシューズがずっと欲しかったのです。今回履いたところ「蒸れ感」は少なかったように思います。
引き続き履いてみようと思いますが、夏が来ちゃうのでしばらく履かなそうだなぁ…

茅野駅からは特急「あずさ」で帰るのですが空席のある便まではかなり時間があります。
仕方ありません、ビールでも飲んで時間を潰しましょう。
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しかし、今回も飲んでばっかりだったな。こりゃぁ、痩せないのも無理ありませんね。
今年は少しでもお腹を引っ込めて堂々と真夏のビーチを闊歩したいと思っているのですが、このブログを呑みながら書いていること自体問題だ。

おしまい

2012年7月5日木曜日

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梅雨の中休み。どこに行くか悩みに悩んだ末、決まったのは北八ヶ岳。
今回の山行は110君、スーさんとの3人パーティーです。

このパーティーは中学校時代に結成されたのですが、一緒にテント泊するのは初めてのこと。
スーさんは2回目のお泊まり山行です。そんなこともあり
『ロープウェイで楽にアクセス』『標高も高いので虫がいなそう』
という理由で北八ヶ岳に決定しました。

茅野駅からバスに乗ってロープウェイ乗り場到着。
そういえば『ピラタス蓼科ロープウェイ』から『北八ヶ岳ロープウェイ』に変名してました。
『ピラタス』で分かる人ならロープウェイのことと話は早いのですが、今度の名前はそうはいきませんね…
『北プウェイ』とか言えばいいのかな…
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とりあえず、ビールを飲みながら今日のルートを相談します。
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話し合いの結果、巻き道を使わずに縞枯山を経由して白駒池キャンプ場へ行くことになりました。

ルートも決まったので水を入手してロープウェイに乗り込みます。
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準備を済ませ縞枯山向けて出発!!
のはずが、コレいきなり道を間違えてます。こっちは巻き道ルートです。
(もちろんこの時点では気付いてません)

というわけで二日間の行程はこんな感じ。
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『白駒池』泊の『渋の湯』アウト。

道を間違えましたが途中の展望台で『北・中央・南アルプス』が一望できたので良しとしました。
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そして、この分岐から茶臼山へ向かうことに。
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ところどころトレイルが川のようになってます。
石の上をヒョイヒョイと進むのですが、私とスーさんはトレッキングポール無しでは足下がおぼつきません。110君は平然と歩いています。
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茶臼山の山頂から西へ少し進むと最高のビューポイントが現れます。
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風は少し強いですが、この絶景を観ながら白ワインで乾杯。
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絶景を堪能したあと、茶臼山から麦草峠へ下ります。
次の休憩ポイントは写真中央上部に小さく見える、赤い屋根の麦草ヒュッテ。
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トレイルの雰囲気がコロコロ変わるので飽きずに歩けます。

麦草ヒュッテに到着したので小休止。110君の背後に見えるのはさっき登った茶臼山。
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幕営予定地の白駒池までは一時間もかからないので、ここでの飲酒はやめておきましょう。

白駒池に向かう途中、『白駒の奥庭』を通過します。
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冬に来た時も見事でしたが、この緑のグラデーションも堪りません。秋の紅葉もキレイなんだろうな〜。

奥庭を通過後、砂利のひかれた歩きやすいトレイルをしばらく進み…
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白駒池のほとり、キャンプ指定地のある青苔荘に到着です。

幕営料金を支払い、設営も終了。
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私の宿はいつも通り
・Locus Gear / Khufu CTF3(w/ SilFlap) [379g]
スーさんは110君から借りた
・Finetrack / ツェルトⅡ [315g]
110君は
・Rab / Superlight Bivy [465g]

各々持ち寄った食材と『スーさんの幕は何にするか?』という話題を肴に宴会開始です。
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お腹もいっぱいになったし、日が暮れる前に白駒池の周りを散策することにしました。
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備忘録として気温、着衣、寝床をかいておこうと思います。
*①→③ 数字の少ない方が体に近く、増えるごとに外側になっていきます。

気温ですが、日中は20℃〜16℃。夜も12℃位と暖かでした。

①. Patagonia / Beach Bucket size-M [116g]
②. Mountain Hardwear / Men's Stretch Rappel™ Bandana [32g]

③. finetrack / フラッドラッシュ®スキンメッシュT size-L [47g]
④. smartwool / Men's Microweight Crew size-M [177g]
⑤. MONTANE / Slipstream Gilet size-M [80g]
⑥. OMM / Cypher Smock size-M [249g]
⑦. Western Mountaineering / Hooded Flash Jacket size-M [277g]

⑧. Patagonia / Active Sport Brief size-M [43g]
⑨. Arc'teryx / Palisade Pant 32" [290g]
⑩. smartwool / PhD Running Light Mini [29g]
⑪. mont-bell / U.L.ダウンパンツ Men's size-L [190g]

⑫. Hiker's Depot / TOP QUILT [463g]
⑬. 山と道 / U.L.Pad15s 100cm [75g]
⑭. 山と道 / U.L.Pad15s 45×30cm [20g]
⑮. mont-bell / U.L.コンフォートシステムピロー [68g]
⑯. Six Moon Designs / Serenity NetTent [211g]


①〜② 頭部
③〜⑦ 上半身
⑧〜⑫ 下半身
⑬〜⑰ 寝袋・床系

①.今回初導入。メーカーHPのレビューに「頭の大きい人にオススメ」とあったので購入してみました。
今まではサンバイザーだったので「熱くて発狂したらイヤだな…」と心配でしたが大丈夫でした。
やはり大きいツバは首の日焼け防止になるので夏期は手放せなそうです。

②.持って行ったけど使用せず。でも次回も持って行きます。

⑨.夏のパンツ登場。寒くなるまでずっとコレ。

⑯.虫が嫌いな私の必需品。クフキューベンのペグループに接続してから設営を開始するとラクだったので忘れないように書いておこう。




各々、寝床にもぐり自由な時間を過ごしていると、外から110君の声が聞こえてきました。
「星がすごい!!」
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ずっと空を覆っていた雲に切れ間ができたようです。
ビビィ寝の110君のおかげで素敵なものがみれました。

このあと寝袋に戻り、ビビィでのゴロ寝スタイル導入を想像しながらグッスリ眠りました。

つづく